地震や洪水など、災害が起きると自宅やそれ以外で避難する必要が出てきます。
避難生活の際、必要になるものを備蓄しておくことが重要だというのはかなり常識になりつつありますね。
その備蓄方法の一つとして、「ローリングストック」というものがあります。
「ストック」は貯めておくという意味ですが、ローリングストックでは、入れ替えをしながら一定量は自宅に確保しておくという方法です。
池の水のようなものだと思うと分かりやすいかもしれません。
川から流れてきた水が池に溜まっています。
その時、反対側から入ってきた分と同じ量だけ水が流れ出ていれば、池の水の量は変わらないですよね?
池の水に注目すると、ずっと同じ水ではなく、入ってきた水が徐々に下流へと向かって流れていき、最終的には池から出ていくことになります。
これと同じように、ペットボトルに入った水を普段の生活の中で使っていきます。
使った分だけ備蓄場所に新しく買い足していくことで、常に保管期限が更新されていくわけです。
備蓄用の水を貯めておく方法では、一定期間が経ったら保管期限を確認して丸ごと入れ替えるという作業が必要になります。
年に1回程度のこの確認作業がめんどくさい…
という場合、ローリングストックにしておけば、確認作業が一切必要なくなります。
我が家では、ペットボトルの置き場所を決めて、ここから水を使うようにしています。
減ってきたら新しい物を買って、奥に入れるようにしています。
この写真では6本写っていますが、もう一つの置き場所があり、全部で最低24リットルは確保するようにしています。
常に入れ替えていくことで期限を気にせずに済むローリングストックは、めんどくさがりな人ほどおすすめしたいですね。
水の他にも、缶詰や電池なんかも
「ある程度、期限は長いんだけれども切れてしまったらいざっていう時に使えない」
ものなので、ローリングストック向きですね。
いざっていう時に役に立つ仕組みを、普段の生活の中に取り入れておくことが防災には大事なんです。
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